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2021/03/31

ハゼの分類と形態分化の遺伝基盤にゲノムで迫る

Genetic basis for variation in the number of cephalic pores in a hybrid zone between closely related species of goby, Gymnogobius breunigii and Gymnogobius castaneu 

Kakioka, R., Kume, M., Ishikawa, A., Ansai, S., Hosoki, T. K., Yamasaki, Y. Y., Nagano, A. J., Toyoda, A., and Kitano, J.

Biological Journal of the Linnean Society 2021 March 25 DOI:10.1093/biolinnean/blab033

ハゼ類は、魚類の中でもとりわけ表現型に多様性のある分類群であり、毎年新種が報告されるなど、その分類体系はいまだ完成されていません。現在形態に基づくハゼ類の分類と種同定法では頭部感覚孔の数と位置が鍵とされており、これは上皇陛下らによって整理・体系化されました。頭部感覚孔は、水流などを感知する側線器官の一種であり、生息域の物理環境に適応して進化すると考えられています。しかし、頭部感覚孔とゲノムDNAに基づく遺伝的分化の関係性や、雑種における頭部感覚孔の表現型などはわかっていませんでした。

そこで、生態遺伝学研究室の柿岡諒研究員(遺伝研博士研究員/現・琉球大研究員)と北野潤教授を中心とするグループは、ジュズカケハゼとビリンゴを対象にこの課題に取り組みました。形態に基づく分類によると、ジュズカケハゼは頭部感覚孔を欠き、ビリンゴは左右合わせて6個の頭部感覚孔を持ちます。北海道東部の別寒辺牛川に生息する両種の表現型とゲノムを解析したところ、これら形態に基づいて分類される2種は遺伝的にも分化しているものの、その交雑帯が発見できたことから、2種は交雑していることを見出しました。雑種では、頭部感覚孔の数が2種の中間を示すものから、頭部感覚孔に奇形(左右非対称など)を示す個体が観察されました。また、交雑帯を用いたゲノムワイド関連解析(GWAS)によって、頭部感覚孔の数と相関する遺伝領域も同定できました。

本研究は、未知な部分が多いハゼ類の分類学に大きく貢献するのみならず、頭部感覚孔の遺伝基盤に貴重な知見を与えるものであり、その成果は英国リンネ協会生物学誌に掲載されました。なお、リンネ協会生物学誌の前身のリンネ協会紀要は、世界最古の生物学雑誌(1791年刊行)として知られています。

本研究は、科研費(17KT0028, 19H01003)、先進ゲノム支援(16H06279)の支援を受けました。

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図:A. ジュズカケハゼでは体表にむき出しになった感覚器官が並んでいるのが光って見える一方で頭部感覚孔は持たないのに対し、ビリンゴは頭部感覚孔を3対持ち(Aの点線で囲った円)、感覚器官は感覚孔から体内に伸びるトンネル状の頭部感覚管の中にあるため見えない。
B. 雑種は大きく開いた溝のような頭部感覚孔を持っていたり、感覚孔が左右非対称だったりするほか、感覚器官が感覚孔からのぞいて見えたり、感覚孔が変形している(ピンクの点線で囲った楕円)。

2021/03/31

トヨタ自動車未来創生センターと共同開発した成果を紹介する記事が公開

 
 国立遺伝学研究所 ゲノム進化研究室の東光一研究員、森宙史助教、黒川顕教授と共同研究を進めるトヨタ自動車未来創生センターから、研究成果の一端をご紹介する記事が掲載されました。共同研究で開発された環境中の空気質を測るモノサシ「バイオフィリックスコアTM」についてご紹介されています。

 

→記事URL トヨタwebサイトへ
→研究室リンク  ゲノム進化研究室
2021/03/30

乳幼児期の腸内代謝産物(短鎖脂肪酸)の産生に関与する腸内細菌と産生経路を確認

Press release

Key bacterial taxa and metabolic pathways affecting gut short-chain fatty acid profiles in early-life

N.Tsukuda, K.Yahagi, T.Hara, Y.Watanabe, H.Matsumoto, H.Mori, K.Higashi, H. Tsuji, S. Matsumoto, K. Kurokawa, T. Matsuki

The ISME Journal 2021 March 15 DOI:10.1038/s41396-021-00937-7

プレスリリース資料補足資料

株式会社ヤクルト本社(社長 根岸孝成)および大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所(所長 花岡文雄)は、乳幼児を対象に生後2年間の腸内細菌叢の形成過程および腸内細菌の代謝産物である短鎖脂肪酸の構成との関連性について調査しました。その結果、以下の4点が示されました。

①乳幼児の腸内細菌叢の構成が段階的に移行すること(Enterobacterales優勢→Bifidobacteriales優勢→Clostridiales優勢) ②乳幼児の腸内短鎖脂肪酸の構成が段階的に移行すること(酢酸濃度が低くコハク酸濃度が高い状態→乳酸とギ酸濃度が高い状態→プロピオン酸と酪酸濃度が高い状態) ③酪酸の産生には多様なClostridialesが関与しており、授乳の停止と同時にClostridialesが増加し、酪酸が産生されるようになること ④乳酸およびギ酸の産生にはBifidobacterialesが関与しており、中でも特に、母乳にも含まれるフコシルラクトースを効率的に利用できる乳児型のビフィズス菌が寄与していること

本研究により、乳幼児期の腸内細菌叢と短鎖脂肪酸の構成変化が連動していることが示唆されました。腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は、近年の研究により、感染症予防や脂肪蓄積の抑制、アレルギーの発症抑制等に関与することが報告されています。乳幼児期の腸内細菌叢および腸内の短鎖脂肪酸の種類や量を制御することができれば、同時期および成長後の健康維持や疾病リスクをコントロールできる可能性があります。本研究の成果は、ヒトの健康に関連する代謝産物の調節や健康維持に貢献する食品素材等の開発、乳幼児期における適切な食事形態の提案につながるものと考えられます。

なお、本研究結果は、学術雑誌The ISME Journal(2021年3月15日付)に掲載されました。

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図: 研究結果の要約図

2021/03/29

エピゲノム研究室/ゲノムダイナミクス研究室 齋藤さんが「研究科長賞」を受賞

遺伝研正面玄関にて 齋藤さん
齋藤さん(遺伝研正面玄関)

 総合研究大学院大学の各研究科において、特段に顕彰するに相応しい研究活動を行い、修了する学生に対し、研究科長賞が授与されます。
 エピゲノム研究室 角谷研究室(2020年9月まで) / ゲノムダイナミクス研究室 前島研究室(2020年10月より)に所属する齋藤 絡さんが、2020年度後期の生命科学研究科 研究科長賞を受賞しました。

・齋藤 絡(エピゲノム研究室 角谷研究室 / ゲノムダイナミクス研究室 前島研究室)
「Evolution, biochemical properties and single-molecule dynamics of transposon-encoded anti-silencing factor」


 齋藤さんは今回、遺伝学専攻の「森島奨励賞」も受賞しています。


2021/03/23

「独習 Pythonバイオ情報解析」を先進ゲノム支援情報解析班が羊土社より出版

ゲノムサイエンスの分野で圧倒的な支持が得られている「Python」。Pythonでバイオインフォに取り組み、いずれは機械学習など始めたい方に最適の教科書です。本書では、汎用的なテーブルデータ解析、可視化ライブラリを用いて、生命科学特有のシングルセル、RNA-Seq解析を実装しつつ学ぶことができます。

→詳細情報  実験医学別冊 「独習 Pythonバイオ情報解析」
Jupyter、NumPy、pandas、Matplotlibを理解し、実装して学ぶシングルセル、RNA-Seqデータ解析
先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム/編
→関連リンク  羊土社 書籍のページ
文部科学省科学研究費助成事業 先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム
国立遺伝学研究所 先端ゲノミクス推進センター
2021/03/17

ミドリイガイのゲノム解析からわかった足糸の耐久性の秘密

Press release



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Genomics and transcriptomics of the green mussel explain the durability of its byssus

Koji Inoue*, Yuki Yoshioka, Hiroyuki Tanaka, Azusa Kinjo, Mieko Sassa, Ikuo Ueda, Chuya Shinzato, Atsushi Toyoda, Takehiko Itoh

Scientific Reports 11, 5992 (2021) DOI:10.1038/s41598-021-84948-6

プレスリリース資料

東京大学大気海洋研究所の井上広滋教授らは、ミドリイガイ(写真)の全ゲノム配列の解読を行い、高精度なゲノム情報の再構築に成功しました。ミドリイガイはムール貝の仲間で、熱帯・亜熱帯沿岸生態系の主要種であり、また、東南アジアで広く養殖される水産重要種です。さらに、本種には海水中のマイクロプラスチック粒子や汚染物質を蓄積する性質があり、海洋汚染の指標生物としても注目されています。今回解明した全ゲノム配列は極めて精度が高く、生理学、生態学、水産食品学など様々な研究分野に今後大きく貢献することが期待されます。

さらに、井上教授らは、解明したゲノム配列から、ミドリイガイが海中基盤に付着するために合成する「足糸」の耐久性のしくみを解明しました。ムール貝類の足糸は、微生物や酵素による分解に耐性があることが知られていましたが、そのしくみはこれまでわかっていませんでした。今回解明したゲノム上の遺伝子の中から、足糸を合成する「足」で主に発現し、かつ発現量が高い81遺伝子について詳しく調べると、タンパク質分解酵素阻害物質や生体防御関連の遺伝子がその約30%を占めていました。すなわち、足糸の耐久性は、頑丈な構造を作るだけでなく、分解から防御するための遺伝子を多数動員して実現していることが初めて明らかになったのです。この成果は、海中施設や船舶への貝類の付着防除対策に新たな手掛かりをもたらすものです。

本研究は、科学研究費助成事業新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム(16H06279 (PAGS))、基盤研究(B)(18H02261)、東京大学—日本財団「FSI海洋ごみ対策プロジェクト」の支援を受けて実施したものです。

本研究成果は、英国科学雑誌「Scientific Reports」に2021年3月16日午後7時(日本時間)に掲載されました。

遺伝研の貢献
illumina社のHiSeq2500システムを用いて、熱帯・亜熱帯性のムール貝の一種ミドリイガイのゲノム情報を整備しました。本解析は、2018年度先進ゲノム支援の支援課題としておこなわれたものです。

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図: イガイ類が足糸の耐久性を高めるしくみ

2021/03/16

アサガオの花びら(花冠)がまっすぐに伸びる力学的な仕組みを解明

Press release



Figure1

Reduction in organ-organ friction is critical for corolla elongation in morning glory.

Ayaka Shimoki, Satoru Tsugawa, Keiichiro Ohashi, Masahito Toda, Akiteru Maeno, Tomoaki Sakamoto, Seisuke Kimura, Takashi Nobusawa, Mika Nagao, Eiji Nitasaka, Taku Demura, Kiyotaka Okada, Seiji Takeda.

Communications Biology 4, 285 (2021) DOI:10.1038/s42003-021-01814-x

プレスリリース資料

京都府立大学の武田征士准教授(細胞工学研究室)、奈良先端科学技術大学院大学の津川暁特任助教(植物代謝制御研究室)らの共同研究グループは、江戸時代から知られている変化アサガオのひとつで、花びらが折れ曲がる「台咲(だいざき)」系統を材料に、花びらがまっすぐに伸びる力学的な仕組みを明らかにしました。花器官表面にあるミクロ構造「分泌腺毛」が、器官どうしの摩擦を軽減することで、狭いつぼみの中でも花びらが伸長できることが分かりました。この仕組みを応用し、観賞用の花の形を自在に制御する園芸技術につながる可能性があります。

本研究は、文部科学省および日本学術振興会の科学研究費補助金(JP18K06366, JP18H05484, JP18H0548, JP18H04787)文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(S1511023)、国立遺伝学研究所NIGJOINT(44A2020)の支援を受けて行われました。

本研究成果は、国際学術誌「Communications Biology」に、令和3年3月5日10時 (GMT)に掲載されました。

遺伝研の貢献
マイクロフォーカスX線CT装置を用いてアサガオ蕾のCTスキャンを行い、蕾内部の花弁等の主要器官や維管束構造の観察に貢献しました。本解析は2020年度国立遺伝学研究所共同研究(NIG-Joint)として行われたものです。
▶︎ 国立遺伝学研究所 3D Imaging Roomウェブサイト
▶︎ 生物の複雑な構造を3次元で解き明かす

本研究はNBRPアサガオのリソースを活用して遂行されました。

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図: 野生型(左)と台咲(右)の花
野生型では花弁がまっすぐ伸長して漏斗状になる。台咲では花弁が2度折れ曲がり、花の中央に筒状の「台」と呼ばれる構造を作る。


動画: 本成果のmicroCTによるアサガオ蕾の解析部分を抜粋し要約。
①スキャンしたサンプルと装置
②3次元表示動画による外観観察
③注目部位を拡大スキャンしたデータの2次元および3次元表示動画による詳細な観察

  • 本研究を紹介したコラムはこちら
2021/03/12

エピゲノム研究室/ゲノムダイナミクス研究室 齋藤さんが「森島奨励賞」を受賞

齋藤 絡さん

 総合研究大学院大学 遺伝学専攻が独自に行っている「森島奨励賞」の選考が、2020年度後期の学位出願者に対して行われ、エピゲノム研究室 角谷研究室(2020年9月まで) / ゲノムダイナミクス研究室 前島研究室(2020年10月より)に所属する齋藤 絡さんが受賞しました。

・齋藤 絡(エピゲノム研究室 角谷研究室 / ゲノムダイナミクス研究室 前島研究室)
「Evolution, biochemical properties and single-molecule dynamics of transposon-encoded anti-silencing factor」


 授与式が2021年3月9日に行われ、花岡専攻長から賞状と研究奨励金が贈られました。


森島奨励賞とは

総研大遺伝学専攻で優秀な研究成果を発表して学位を取得した学生に、その研究内容を称えるとともに今後のさらなる発展を促す目的で贈られます。

遺伝学の先達

 森島啓子名誉教授

2021/03/05

遺伝子が密に並んだゲノム上で転写を調節する仕組み

Chromatin-based mechanisms to coordinate convergent overlapping transcription.

Soichi Inagaki, Mayumi Takahashi, Kazuya Takashima, Satoyo Oya, Tetsuji Kakutani.

Nature Plants 2021 March 1 DOI:10.1038/s41477-021-00868-3

タンパク質をコードする遺伝子のみならず、タンパク質をコードしない非コード領域も含め、予想より多くのゲノム領域で転写が起きていることが、さまざまな生物でわかってきましたが、ゲノム上で近接していたり、オーバーラップしていたりする転写を調節する仕組みは大部分が未解明でした。

本研究では、ゲノムがコンパクトで、遺伝子が密に並んでいるシロイヌナズナという植物を用いた解析により、数百もの遺伝子の内部において逆向きにオーバーラップする転写が起きていること、また、これがクロマチン修飾によって調整されていることを見出しました。両方向性の転写が起きている領域では、ヒストン修飾の一つ、ヒストンH3の4番目のリジンのモノメチル化(H3K4me1)が除去されることで、転写伸長の抑制が起きていました。またこの制御にはDNAのねじれを防ぐDNAトポイソメラーゼが関与していることもわかり、遺伝子が密に転写することで起きうるDNA のねじれを防ぐのに重要な役割を果たしていることが予想されます。面白いことに、この両方向性の転写を介した遺伝子制御は、植物が春に花を咲かせるのを可能にする、冬を経験したことの「エピジェネティックな記憶」にも関与していました。本研究の成果は、ゲノム上での近隣遺伝子との相互作用が遺伝子の制御に与える影響を示唆しており、今後、この未開拓な経路の分子機構や生物学的インパクトの理解につながることが期待されます。

Figure1

図:FLDによる制御モデル。
RNAポリメラーゼIIはDNA二本鎖をほどきながら遺伝子の転写を進める。トポイソメラーゼIは転写装置と協調して働き、DNAのねじれをほどき、転写の進行(転写伸長)を助ける。遺伝子の転写領域にはH3K4me1が局在しているが、両方向から転写するような遺伝子の場合、FLDがH3K4me1を除くことで転写の伸長を抑制し、両方向からの転写を円滑にしていると推察される。

2021/03/02

派手な雄は何のため?
〜熱帯メダカのゲノム解析が明らかにする性差の多様性の遺伝基盤〜

Press release



Figure1

(月刊アクアライフ・橋本直之撮影)

Genome editing reveals fitness effects of a gene for sexual dichromatism in Sulawesian fishes.

S Ansai, K Mochida, S Fujimoto, D F Mokodongan, B K A Sumarto, K W A Masengi, R K Hadiaty, A J Nagano, A Toyoda, K Naruse, K Yamahira, J Kitano

Nature Communications 12, 1350 (2021) DOI:10.1038/s41467-021-21697-0

プレスリリース資料

クジャクの羽のようなオス特有の派手な装飾はどうやって進化してきたのでしょうか?オス特有の派手な装飾は、異性に「モテる」ため、同性を打ち負かすために進化したと考えられていますが、どのような遺伝子によって派手な装飾が生まれたのかはよくわかっていませんでした。

インドネシアのスラウェシに生息するメダカの一種、ウォウォールメダカのオスは「赤いヒレ」が特徴です。本研究では、ウォウォールメダカを用いてオスのヒレを赤くする遺伝子を特定し、赤いヒレを持つことの意義を明らかにすることに挑戦しました。

まず、近縁でオスのヒレが赤くないセレべスメダカの全ゲノム配列を決定し、ヒレが赤くなるウォウォールメダカとの違いを解析することで、csf1という遺伝子がヒレを赤くする候補遺伝子であることを特定しました。ゲノム編集でウォウォールメダカのcsf1を破壊するとオスのヒレの赤色がなくなりました。csf1がヒレを赤くする原因遺伝子だということがわかったのです。csf1は男性ホルモンを投与することで発現量が上昇することもわかったので、オスにのみ赤色が強く発色することを説明できました。

さらに、ゲノム編集によってヒレの赤色を失ったオスを利用して行動実験を行ったところ、メスは「ヒレが赤くないオス」にあまり惹きつけられませんでした。さらに、捕食者は「ヒレが赤くないオス」を捕まえようとしました。

他の生物種でも類似の研究を実施することで、「派手なオス」の出現という進化の謎に迫ることが期待されます。

本研究は、国立遺伝学研究所、琉球大学、東北大学、基礎生物学研究所、龍谷大学、インドネシア科学院、サム・ラトゥランギ大学の共同研究として実施されました。

また、本研究は、科研費(18K14769、16K14792、26291093、19K16232、16H06279)、先進ゲノム支援(16H06279)、学術振興会PD(16J0553)、基礎生物学研究所 共同利用研究 (17-313)、琉球大学熱帯生物圏研究センター 共同利用研究、国立遺伝学研究所 共同利用研究NIG-JOINT(20A2018, 20A2019, and 5B2020)の支援を受けました。

本研究成果は、英国科学雑誌「Nature Communications」に2021年3月1日午後7時(日本時間)に掲載されました。

Figure1

図: 行動実験の結果の概要

  • 本研究を紹介したブログ記事はこちら

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