Archive

2016/12/27

宮城島進也教授が日本学術振興会賞を受賞

共生細胞進化研究部門の宮城島進也教授が、第13回日本学術振興会賞を受賞することが12/27に発表されました。日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界の トップレベルにおいて発展させることを目的として設立された賞で、本年度は人文学、社会科学及び自然科学の全分野の380名の推薦の中から25名が選ばれました。

受賞の対象となったのは「宿主細胞とオルガネラの協調増殖機構を司るタンパク質群の同定」で、宮城島教授は、葉緑体の分裂装置を構成するタンパク質群がシアノバクテリアの分裂装置の一部と宿主真核細胞の細胞質分裂の一部の両方に由来し、協調的に機能することを発見しました。また、光合成真核生物として最小のゲノムを持つ原始紅藻のシゾンに遺伝子破壊、導入遺伝子の発現誘導・抑制系などの分子生物学的手法を導入した独自の実験系を用い、葉緑体分裂装置の構造、分裂時の挙動などを明らかにしました。
これらオルガネラと真核細胞の協調的分裂制御に関する様々な先駆的業績は、細胞内共生の分野に重要な寄与をしたものであることが高く評価されました。

平成29年2月8日(水)に日本学士院において授賞式が行われる予定です。


日本学術振興会HP: 日本学術振興会賞

共生細胞進化研究部門 宮城島研究室

2016/12/13

遺伝子改変マウスの作製支援を開始(マウス研究支援ユニット)

国立遺伝学研究所 マウス研究支援ユニットは、遺伝子改変マウスの作製支援を開始しました。

詳細および申込: https://shigen.nig.ac.jp/mouse/researchSupportingUnit/

近年の遺伝子編集技術の発達により遺伝子ノックアウトマウスの作製が以前よりも容易になりました。そのことを受けて研究コミュニテイではマウスをモデルとした遺伝子機能解析実験の需要が高まっています。しかし、マウスの作製・維持には遺伝子組換実験が認可された動物実験施設と高度な動物作製技術が依然として必要です。

大学共同利用機関法人 国立遺伝学研究所 マウス研究支援ユニットは、大学等の公的研究機関からの需要に応えるため、遺伝子改変マウスの作成を共同研究の一環として支援します。

2016/12/08

集団遺伝研究部門 斎藤成也教授監修の『DNAでわかった日本人のルーツ』宝島社より出版

宝島社より、集団遺伝研究部門 斎藤成也教授 監修の 『DNAでわかった日本人のルーツ』 が2016年11月29日に出版されました。
詳細は下記および出版社ホームページをご覧ください。

→詳細情報
タイトル: DNAでわかった日本人のルーツ
著者: 斎藤成也/監修
定価: 本体1000円+税
→関連リンク:宝島社 本書紹介のページ

  • X
  • facebook
  • youtube