新型コロナウイルス感染症に関する遺伝研の対応について【2022年4月28日版】

ご存じのように、今年の3月21日をもって新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が全国的に解除されました。静岡県においても警戒レベルは2(警戒を強化すべきレベル)(レベル4が最高)となっており、今後は感染防止対策を図りつつ、徐々に「ゆるり」と社会経済活動の正常化を進めるとしております。しかしその前提は「感染状況が落ち着いていること」です。現在、BA.2系統のオミクロン株が主流となり、第7波の局面に入ったと思われます。BA.1系統もBA.2系統も、デルタ株とは様相が異なりサブ系統の拡大が続いていることから、感染が長期間にわたり継続する事が予想されます。

こうした状況を受け、これまで同様の感染防止対策は継続しつつ徐々に研究教育活動を正常化できるよう、研究所の対策レベルを見直すことによって下記の通りに定めました。

(特別注意事項)

これまでの感染防止対策を継承した「遺伝研感染対策5つの基本」

〇マスク着用

〇換気の実施

〇手指消毒

〇健康観察

〇会食は黙食


研究所の各対策

【1】勤務等

感染拡大防止に最大限配慮した上での勤務とする。在宅勤務の推奨。打合せ等はオンラインの併用を推奨。時差通勤するなど感染拡大防止に最大限配慮。

【2】教育

研究指導・研究打合せや講義について対面とオンラインの併用。

【3】会議

対面会議を開催する場合は、感染拡大防止に最大限配慮。

【4】出張、外勤

出張及び外勤を行う前後3日間の健康観察の実施。

【5】来所者の扱い

来所者(納品業者等の短時間の来所者を除く)へのお願いとして、来所前3日間及び来所中は健康観察結果を健康観察票に記録するよう依頼。入館時のマスク着用及び手指消毒など、「遺伝研感染対策5つの基本」を遵守するよう依頼。

【感染を予防するには】

これまで新型コロナウイルスによる感染は、接触による感染、唾液などの飛沫による感染が主要な経路とされていましたが、最近の研究では空気感染により感染が成立していると考えられています。そしてこのウイルス感染症の特徴は、感染後発症前から他人に移す可能性があること、感染していても無症状な場合があることです。すなわち自らが感染者になっていてもすぐにはわかりません。また、ワクチンが浸透した状況でも出現する変異株は、ワクチン耐性株と言え、いわゆるブレークスルー感染が顕在化しています。このような悪質の変異株の出現を防ぐため、感染を拡大させないためにも、「人にうつさない」、「人からうつされない」、「自分が感染しているかもしれない」という意識を強く持ち、マスク着用の徹底はもとより、部屋の換気、手指消毒など、これまで同様の感染拡大防止措置が必要です。

2022年04月28日

情報・システム研究機構
国立遺伝学研究所長
花岡 文雄

遺伝研の新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(最新情報)

関連情報ホームページ

▶︎【厚生労働省】新型コロナウイルス感染症について

▶︎【文部科学省】新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について

▶︎【外務省】海外安全ホームページ

遺伝研の対応に関する過去のアナウンス

▶︎【2022年1月17日版】

▶︎【2021年10月15日版】

▶︎【2021年5月24日版】

▶︎【2021年1月8日版】

▶︎【2020年12月1日版】

▶︎【2020年7月31日版】

▶︎【2020年7月2日版】

▶︎【2020年5月27日版】

▶︎【2020年5月15日版】

▶︎【2020年4月21日版】


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