新型コロナウイルスの感染拡大は、我が国でも世界中でも止まるところを知らず、文字通りパンデミックとなっています。
遺伝研が位置する静岡県東部地域でも感染された方が複数確認されており、本研究所においても、所内で感染者や濃厚接触者が発生したことを想定し、感染拡大の防止措置を図ることが重要となっています。
また、政府は4月16日に、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大し、人と人との接触を徹底的に低減することを目標に、不要不急の外出自粛を要請いたしました。
遺伝研では、大都市圏に隣接する本研究所の立地に鑑みて、感染の拡大を防止するための対策を一層強化し、地域住民、学生及び教職員の健康と安全を守ること、社会における一日も早いウイルス感染の収束を目標に以下のとおり行動いたします。
これらの措置は感染拡大状況などに応じて更新いたします。
職務の必要からやむを得ない場合を除き、在宅勤務を行います。
研究室などの研究施設への立ち入りは、現在進行中の実験・研究・事業を継続するために必要最小限の研究室関係者のみとします。
また、「特定警戒都道府県」とされた対象地域のうち、東京、埼玉、千葉、神奈川を通勤経路とする職員の通勤を原則禁止します。
出張及び外勤は原則禁止します。
授業はオンライン授業のみとし、学生の修了時期に影響が出ないように実施します。
また、部活動は禁止し、テニスコートなどの福利施設の使用も禁止します。
全ての来客を禁止します。来所業者の方には、マスク及び手指のアルコール消毒の徹底と所定の場所以外(各研究棟)への出入りは控えるようにご協力をお願いします。
ご自身や皆さんの大切なご家族・ご友人の方々を守るためにも、皆さんお一人おひとりに危機意識をもった行動を心がけていただき、感染拡大防止に努めていただきますよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2020年4月21日
情報・システム研究機構
国立遺伝学研究所長
花岡 文雄