遺伝学専攻の特色




少人数教育

遺伝研では、教授も准教授もそれぞれ独立した研究室を運営しています。各研究室の構成員は10人前後と小規模なので、教員と密度の濃い議論を頻繁に行うことができます。大学院生1人あたりの教員数は1.4人であり、他の大学院と比べて恵まれた研究教育環境であるといえます。入学志願者は自由に研究室を希望することができます。


複数教員による教育


研究の客観性を高めるためには、所属研究室の指導教員とは別の教員と議論することも重要です。このような機会を生むべく、遺伝学専攻では複数教員が指導に参加するユニークな「生命科学プログレス制度」を導入しています。この制度は、各々の学生が選んだ教員が、所属研究室の指導教員を交えないプログレス委員会を組織して、研究の客観的な助言を行います。その他、所内ポスター発表会やリトリートなどのイベントも多数企画されており、所内のあらゆる教員や研究者と議論する機会があります。


多彩な授業と豊富なセミナー


遺伝学専攻は授業に力を注いでいます。生物学の基礎講義から既存の知識体系では分類できない先端科学の講義まで100以上の講義を提供しています。特徴的な授業として、原著論文を批判的に読み、ディスカッションすることを通して、「考える力」や「討論する力」の育成を目指す授業があります。 多岐分野にわたるセミナーが頻繁に開催されていることも特徴の一つです。週1度の所内演者による内部交流セミナーに加えて、国内外の著名研究者を招いたBiologicalSymposiumが年間約80回も開かれます。これらのセミナーに大学院生として参加すれば、授業の単位として認定されます。また、シンポジウム講演者と大学院生との昼食会に参加すれば、あこがれの研究者と親睦を深めることができます。

学生自らが講演者を選んで招聘する「学生企画コロキウム」の制度もあり、学生の自主性やオーガナイズ力を高める教育をおこなっています。
過去の学生企画コロキウム


充実した科学英語教育


科学者には「論理的に考える力」と「英語で議論する力」が不可欠です。遺伝学専攻では、これらの力を養う独自教育プログラム「遺伝研メソッド」を開発して、英語専任講師の指導のもと国際的科学者を育成しています。学生のおかしがちな間違いや、教員がこれまでの経験から気づいた事など、先輩科学者として教えたい内容を厳選して取り上げ、他では学べない内容になっています。



先端技術を提供する研究施設


遺伝研には、大学共同利用機関法人として生命科学の研究活動を支援するという使命があります。そのため、所内外のユーザーが利用する共通機器や情報基盤サービスの充実を図っています。大学院生は、もちろんこれらの機器やサービスを有効活用し、自身の研究を発展させることができます。 共通機器には、ゲノム解析、プロテオーム解析に必要な最先端の科学機器から、in vivo解析を行うための様々な顕微鏡や測定機器が整備されています。また、情報基盤サービスとして、ゲノムデータベース、バイオリソース、スーパーコンピューターなどの事業も進めています。


多様な人材の受け入れ

遺伝学専攻では、様々な経歴を持つ大学院生が研究しています。国内大学の卒業生のみならず、企業に籍を置く社会人、海外留学生が大学院生として等しく研究活動に励んでいます。様々な知識・経験を持つ人々の交流が遺伝研の創造力豊かな研究を支えています。