大学院遺伝学専攻
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遺伝学専攻の研究教育
遺伝学専攻の授業

科目名の横の数字は開講年.
S: 4-9月,F: 10-3月,E: e-learning
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2012年度 時間割表
→ 遺伝学専攻専門科目

分子細胞生物学II (09S, 10S, 11S, 12S+F)

遺伝子発現調節、タンパク質合成と分解、タンパク質の構造と 機能、染色体構造・動態、細胞周期、細胞構造論等の分子細胞生物学の基本的な諸問 題について概説する。

発生生物学 IV (08F, 09F, 10F, 11F, 12F)

発生現象を支える基本原理や概念を紹介する。様々な発生現象 を遺伝子発現調節、細胞間相互作用、細胞内情報伝達等の分子機構や進化の視点から 議論し、論文講読とディスカッションを通した演習を行う。

遺伝学英語口頭表現演習A,B (08, 09, 10, 11, 12)

英語を母国語とする講師による対話的演習。科学プレゼンテーションや科学的議論の技能を修得する。英語の語学的側面だけでなく、科学者として必要な論理的考え方を強化するプログラム。

遺伝学英語筆記表現演習(04, 06, 08, 10)

英作文、英語論文読解、英語添削指導、プレゼンテーション技 術など、国際的な科学者として必要な表現に重要なことを解説する。外部講師による 講習も実施予定している。

→ 次世代志向境界領域I〜V 新分野を開拓する基盤を与えるため、生物学の融合領域での基礎的概念を系統的に講述、演習する。以下の研究課題の短講義、短演習から構成され、学生の志向 に合わせて選択することができ、重複しない2研究課題を履修するごとに1単位を与える。

遺伝子発現ゲノム論 (07S,09S,12S)

遺伝子発現のゲノムワイドな解析の実際と、それを通して見え てくる生命原理を、様々な形質、生理、病態および進化的側面から捉えて論じる。

集団遺伝学特論 (07S,10F)

生物集団内の遺伝的多様性の保持機構や進化について、理論と 実験の両面からの解説と演習。統計解析、確率論の基礎、集団遺伝学の基礎理論と実 際のデータの解析例などを紹介。集団遺伝学、進化遺伝学分野の論文を取り上げ、内 容説明と議論を主体とした演習も行なう。

システム生物学特論 (07F,10S)

ゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム等の網羅的方法 を通して、細胞の生理や発生・分化などの生命現象の成り立ち、調節ネットワーク、 生物の多様性を論じ、ゲノム解析のためのデータベース構築の原理も概説する。

進化遺伝学特論 (07F,09F,12F)

本講義では、生物の進化を遺伝子レベル特にゲノム比較の立場から理解することを目指す。その目標は、生物の多様性を遺伝子やゲノム配列をもとに、プロセスとして理解することにある。進化遺伝学上の研究の進め方と進化を理解する上で必要となる概念を実際の研究を例にとりながら解説する。比較進化や進化遺伝学においてはデータベースの取り扱いをはじめとして、生命情報学に関する知識が必須となるので、その基礎についても紹介する。

染色体動態機構論 (08S,10F)

生物の全遺伝情報を包括する構造体である染色体に注目し、その構造から 動態(複製、分配)および染色体の関わる細胞周期進行制御にいたるまで 講述する。

エピジェネティックス論 (08S,11S)

真核生物の生命現象において重要な役割を果たすエピジェネティクス に関して、様々な観点から概論する。

構造生物学 (08F,11F)

タンパク質/核酸の作動機構を、構造をもとに、議論する構造生物学の現状を、 その歴史と将来の発展をおりまぜて、紹介する。

ナノバイオロジー (08F)

ナノバイオロジーとは、 生物現象を分子の動きと形として理解する生物学である。その目標は、ミ クロ世界の分子運動がそのままマクロな生物で働く調節機構となっていることを解明 することで、1分子ダイナミクスを分子生物学と組み合わせて行います。もし、その 機構をバイオテクノロジーとして応用すると、ボトムアップのナノバイオテクノロジ ーともなります。

ゲノム生物学(微生物・植物)(09S, 11F)

ゲノム生物学は、生物の遺伝要素の集合体の構造的特徴を取り 出し、個体毎、集団毎、種毎の構造的特徴の持つ意味や、それらの構造と生物学的機 能との間にどのような関連があるかを、遺伝要素全体の集合の中から実験と情報学に より読み解く研究領域である。"オーム学"への展開、遺伝学の境界開拓、とダイナミ ックに動いている研究領域の流れを、微生物と植物の分野について解説する。

ゲノム生物学(動物) (09F, 12S)

ゲノム科学は、膨大なゲノム配列解読情報を出発点としてゲノ ム上に記述された生命機能のシステマティックな解明に向かっている。この講義では、まず、ショウジョウバエ、マウス、霊長類等のゲノム配列解読からゲノム進化の道筋を概説する。さらに、比較ゲノムによるゲノム上の機能ユニットの探索やその解析法について紹介する。最後に、ゲノム多型解析や突然変異体作製などのゲノム機能を解析するための様々な方法論について概説し、具体的な研究例を上げてその理解を促す。

バイオインフォマティクス特論 (10S,12F)

バイオインフォマテイックスは、生物学の諸問題をコンピュータを使って解決しようとする学問分野で、大規模データの解析に有効である。情報ソースとしてのデータベースとその利用方法の概説、および具体的データ解析方法について紹介し、バイオインフォマテイックスに必要な情報科学の基礎知識を提供する。

構造・機能イメージング論 (11S)

近年、細胞生物学、発生生物学などで、光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線散乱、顕微鏡以外のナノテクなど、様々なイメージング技術が多用されるようになってきた。本講義では有益なイメージング技術の原理について概説し、その応用について受講者と共に議論する。

→ 共通専門科目

分子細胞生物学I (E)

分子生物学、細胞生物学及びその融合分野である分子細胞生物学の基礎を概説する。具体的には、細胞内のオルガネラ等の基本的構造とその機能について紹介するとともに、染色体上の遺伝情報の保持(複製・組換え・修復)とその情報が発現されて行く分子機構(転写・翻訳)の概略を説明する。

発生生物学 I (E)

発生生物学の方法・基礎知識・概念について説明する。実験発 生学や発生遺伝学の方法と論理、動植物の発生のさまざまな基礎過程と基礎用語、発 生と進化やゲノムとの関連を解説し、発生生物学の原論文を理解するための基礎を作 る。

神経科学 (E)

神経科学の方法・ 基礎知識・概念・最近の研究動向について解説する。

生命科学と社会 (E)

※2009年度からは全学共通科目となり、対面による集中講座として後期開講予定(10月初め頃の予定)。本コンテンツは現在、視聴のみ可能です(e-Learningとしての履修はできません)。

科学論文の書き方 (E)

A series of video lectures given by Dr. Judy Swan ( Princeton Writing Program) on effective written scientific communication. Based on the analysis on how native English speakers analyze written English, this lecture course will offer an effective method of revision for clarity and coherence.

バイオインフォマティクス概論 (E)

バイオインフォマティクス(あるいは生命情報学)は,コンピュータを用いた生物分野の大規模データ解析技法の総称である。その基礎について,特に分子進化学的解析を中心とした講演ビデオを参考にしつつ,インターネットを駆使して自分でいろいろなデータベースを探して検索したり解析したりする。

 

生命科学プログレスI A,B
生命科学プログレスII A,B
生命科学プログレスIII A,B
生命科学プログレスIV A,B
生命科学プログレスV A,B

学生ごとにプログレスレポート委員会を設け、研究と研究発表 に対する助言を行う。

生命科学実験演習I〜V A,B

主任指導教員が、研究室の他の教員の補助のもとに、研究と学位論文作成の指導を行う。

生命科学論文演習I〜V A,B

最新の遺伝学論文の紹介、解説、議論を行う。授業計画は予定一覧参照。

生命科学セミナーI〜V A,B

Biological Symposium,遺伝学研究集会,内部交流セミナーの3種のセミナー・研究集 会に参加し,質問や議論を通して生命科学の最先端研究を直接、当該研究者から学ぶ

統合生命科学教育プログラムnew

生物科学のみならず、物理科学、数理科学、情報科学などに通じる学際的かつ統合的な生命観を育てる大学院教育プログラムです.遠隔講義システムを利用して聴講できます.

「脳科学」専攻間融合プログラムnew

この新プログラムでは,遠隔講義システムにより他専攻で行われている授業を受講することが可能です.生命科学だけれなく,工学,薬学,情報学,社会科学など様々な分野の基礎知識が提供されています.

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履修届(MS Word)