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2024/01/09

運動のスピードに重要な運動ニューロンの機能的サブタイプを決定する転写因子

川上研究室・発生遺伝学研究室

Determinants of motor neuron functional subtypes important for locomotor speed

Kristen P. D’Elia, Hanna Hameedy, Dena Goldblatt, Paul Frazel, Mercer Kriese, Yunlu Zhu, Kyla R. Hamling, Koichi Kawakami, Shane A. Liddelow, David Schoppik, and Jeremy S. Dasen

Cell Reports (2023) 42, 113049. DOI:10.1016/j.celrep.2023.113049

運動は筋収縮の強度と速度を正確に制御する必要があり、これは機能的に異なる運動ニューロン(MNs)のサブタイプを使用することによって達成されます。MNsは運動に不可欠であり、疾患に対しては異なる感受性を持っていますが、発生中にMNsがどのようにして機能的なサブタイプに固有の性質を獲得するかについてはほとんどわかっていません。私たちは、胚および仔魚期のゼブラフィッシュでのシングルセルRNAプロファイリングを行うことにより、MNsの機能的なサブタイプの新しい、および保存された分子的な特徴を明らかにし、初期のおよび成熟したMNsの両方で発現する遺伝子を特定しました。さらに変異体でのMNsの発生を解析することにより、MNsの機能的なサブタイプの分化に必要な分子プログラムを解析し、Prdm16とMecomという2つの進化的に保存された転写因子が、速いMNsの分化にとって不可欠な決定因子であり、prdm16またはmecomの欠損により、速いMNsは遅いMNsと似た転写プロファイルと神経支配を示しました。これらの結果は脊椎動物のMNsの分子的多様性を明らかにし、機能的なサブタイプが内在的な転写因子コードを介して形成されることを示しています。

本研究は、ニューヨーク大学David Schoppik博士らとの共同研究として行われました。

図1:ゼブラフィッシュの運動ニューロンの多様性。転写因子prdm16とmecomの発現が速い運動ニューロンを規定し、これら転写因子の欠損により速い運動ニューロンが遅い運動ニューロンの特徴を示すことを表している。

図2:トランスジェニックフィッシュを用いたprdm16とmecom発現運動ニューロンのオーバーラップ。

2024/01/09

ゲノムダイナミクス研究室 総研大生・飯田さんが第61回日本生物物理学会年会にて「若手招待講演賞」および「IUPAB student award」を受賞

ゲノムダイナミクス研究室の飯田史織さん(総研大遺伝学コースD4・学振特別研究員DC2)が、2023年11月14日-16日に名古屋で開催された第61回日本生物物理学会年会において、若手招待講演シンポジウムにて口頭発表をおこない、「若手招待講演賞」および「IUPAB student award」を受賞しました。「IUPAB student award」は、日本生物物理学会若手奨励賞/若手招待講演賞へ応募した学生の中で特に優秀な発表者のうち最大3名まで授与され、受賞者には賞状および賞金が贈られます。

(左)賞状を手にする飯田さん
(右)日本生物物理学会 高橋会長より賞状を授与される飯田さん

2024/01/04

ゲノムダイナミクス研究室 総研大生・島添さんが第61回日本生物物理学会年会で「学生発表賞」を受賞

ゲノムダイナミクス研究室の島添將誠さん(総研大遺伝学コースD2)が、2023年11月14日-16日に名古屋で開催された第61回日本生物物理学会年会で口頭発表をおこない、「学生発表賞」を受賞しました。

2024/01/04

ゲノムダイナミクス研究室総研大生・島添さんが2023年度生命科学リトリートでポスター賞を受賞

ゲノムダイナミクス研究室の島添將誠さん(総研大遺伝学コースD2)が、2023年11月21日-22日に山梨で開催された2023年度生命科学リトリートでポスター発表をおこない、ポスター賞を受賞しました。

島添將誠さん

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