小型魚類開発研究室・酒井研究室

ゼブラフィッシュを用いた生殖細胞制御機構の解析

教員




Research Summary

精子形成は精原幹細胞の自己再生と分化によって維持され、分化した精原細胞は細胞架橋でつながったシスト分裂により増幅した後、減数分裂を経て機能的な精子へと分化します。こうした複雑な過程を制御する因子の解析に細胞培養系は有用な方法となります。私たちは、ゼブラフィッシュを用いて精原幹細胞の自己再生から機能的精子までの精子形成全過程を再現する細胞培養系を確立しました。Forward geneticsによる精子形成異常変異体を組み合わせて、脊椎動物に普遍的な精子形成の制御因子の解明を進めています。

精原幹細胞で緑色蛍光タンパクを発現する系統を用いた精原幹細胞−精子の細胞培養。精原幹細胞培養系では精原幹細胞が増殖するのに対して(左および中央パネル)、精子への分化培養系では精原幹細胞が機能的精子へと分化していく(右パネル)。

Publications

Kawasaki, T., Maeno, A., Shiroishi, T., and Sakai, N. (2017). Development and growth of organs in living whole embryo and larval grafts in zebrafish. Sci Rep 7, 16508.

Kawasaki, T., Siegfried, K.R., and Sakai, N. (2016). Differentiation of zebrafish spermatogonial stem cells to functional sperm in culture. Development 143, 566-574.

Saito, K., Sakai, C., Kawasaki, T., and Sakai, N. (2014). Telomere distribution pattern and synapsis initiation during spermatogenesis in zebrafish. Dev Dyn 243, 1448-1456.


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