原核生物遺伝研究室・仁木研究室

モデル単細胞を使った細胞分裂の遺伝制御メカニズム

教員




Research Summary

大腸菌や酵母は、細胞増殖の基本メカニズムを解明する上で極めて有効なモデル生物です。これまでに原核細胞と真核細胞を研究材料に、染色体DNAの折れたたみを司るコンデンシンの機能、光や温 度に対する細胞応答、細胞の形が決まる仕組み等の研究を進めています。遺伝学的もしくは細胞生物学的手法を用いて、細胞内で起こる現象を観察しています。蛍光タンパク質によるDNAやタンパク質のイメージングにより、細胞増殖の過程で新しい現象を発見してきました。 特に、酵母と菌糸という2つの生活環を持つジャポニカス分裂酵母は環境刺激に対する細胞応答のモデル細胞として適しており、現在、温度変化に応答した同調的な細胞分裂の遺伝制御に注目しています。

大腸菌バイオリソース
枯草菌バイオリソース

(A)枯草菌コンデンシン複合体は複製起点近傍のSpo0J-parS サイトとrDNAにローディングされる。(B)枯草菌野生株の顕微鏡像。(C)枯草菌spo0J 遺伝子とrDNAの二重欠失株の顕微鏡像。染色体DNAをDAPI染色し、マゼンタの擬似カラーを付けた。spo0J 遺伝子とrDNAの二重欠失株ではコンデンシンが染色体に結合することが出来ず、染色体がフィラメント状になる。

Publications

Yano, K., and Niki, H. (2017). Multiple cis-acting rDNAs contribute to nucleoid separation and recruit the bacterial condensin Smc-ScpAB. Cell Rep 21, 1347-1360.

Aoki, K., and Niki, H. (2017). Release of condensin from mitotic chromosomes requires the Ran-GTP gradient in the reorganized nucleus. Biol Open 6, 1614- 1628.

Seike, T., and Niki, H. (2017). Mating response and construction of heterothallic strains of the fission yeast Schizosaccharomyces octosporus. FEMS Yeast Res 17, doi: 10.1093/femsyr/fox045.


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