マウス開発研究室・小出研究室

野生由来マウスを用いた行動遺伝学

教員



Research Summary

生物の個体差をもたらす遺伝的機構の多くは未だ解明されていません。私たちは、世界各地から捕獲された野生由来マウス系統を用い、様々な行動の多様性を生み出すメカニズムの解明に取り組んでいます。野生由来の近交系統は、特徴的な行動を示し、顕著な系統差を示すことから、行動遺伝学研究に有用です。加えて、ゲノム編集技術を用いた効率的な遺伝子改変動物の開発にも取り組んでいます。これらを駆使することで、行動の多様性に関わる遺伝子を同定し、その機能を分子、細胞、更には神経レベルで明らかにすることを目指しています。

(A)世界各地の野生マウスから樹立された野生マウス系統群と、実験用マウス系統との行動の違い。野生マウスは実験用マウスに比べ、ヒトに触られるのを嫌がる。
(B)ゲノム編集CRISPR/Cas9を用いた新規プラスミドノックイン動物作製方法、および本法で得られたGFP陽性マウス。

Publications

Yoshimi, K., Kunihiro, Y., Kaneko, T., Nagahora, H., Voigt, B., and Mashimo, T. (2016). ssODN-mediated knock-in with CRISPR-Cas for large genomic regions in zygotes. Nat Commun 7, 10431.

Takahashi, A., Lee, R.X., Iwasato, T., Itohara, S., Arima, H., Bettler, B., Miczek, K.A., and Koide, T. (2015). Glutamate input in the dorsal raphe nucleus as a determinant of escalated aggression in male mice. J Neurosci 35, 6452-6463.

Takahashi, A., Sugimoto, H., Kato, S., Shiroishi, T., and Koide, T. (2015). Mapping of genetic factors that elicit intermale aggressive behavior on mouse chromosome 15: intruder effects and the complex genetic basis. PLoS One 10, e0137764.