生態遺伝学研究部門・北野研究室

適応放散の遺伝機構

教員




Research Summary

どうやって新たな種が生まれるのか。生き物がどのようにして多様な環境に適応していくのか。生物多様性進化を巡るこれらの問いに対して、トゲウオやメダカを用いながら迫ります。表現型変化に関わる遺伝子は、実験モデル生物において多く同定されてきましたが、野外生物における種分化や適応進化の分子機構は多くが未解明です。また、原因対立遺伝子が野外集団内でどのように広まっていくのかについても多くが未解明です。これらを解明するために、フィールド調査から始まり、ゲノミックスや遺伝子工学、生態実験などを統合的に用います。

地道なフィールド調査と飼育室内での実験によって、野外生物にみられる行動や生理や形態の変異を解析します。ついで、古典的な遺伝的手法や最新のゲノミックス技術などを援用し、遺伝基盤や候補遺伝子を解明していきます。また、遺伝子操作法による分子機能解析に加え、ビオトープ池を用いたミクロ生態系での生態実験を用いて分子から生態までをつないでいきます。

Selected Publications

Matsumoto, T., Yoshida, K., and Kitano, J. (2017). Contribution of gene flow to the evolution of recombination suppression in sex chromosomes. J Theor Biol 431, 25-31.

Kusakabe, M., Ishikawa, A., Ravinet, M., Yoshida, K., Makino, T., Toyoda, A., Fujiyama, A., and Kitano, J. (2017). Genetic basis for variation in salinity tolerance between stickleback ecotypes. Mol Ecol 26, 304-319.

Ishikawa, A., Kusakabe, M., Ravinet, M., Yoshida, K., Makino, T., Toyoda, A. Fujiyama, A., and Kitano, J. (2017). Different contributions of local- and distantregulatory changes to transcriptome divergence between stickleback ecotypes. Evolution, 71, 565-581.


  • Twitter
  • facebook
  • youtube