ゲノム生物学(微生物・植物)

更新日=2013年 4月25日

 

1. 授業科目と単位:

次世代志向境界領域 I~V ゲノム生物学(微生物・植物)
(x)講義 ( )演習 ( )実習  0.5単位

 

2. 履修対象者:

(x)D1,(x) D2, (x)D3, (x)D4, (x)D5:
(x)生命科学研究科, ( )総研大の全研究科, その他(  )

 

3.授業担当教員:

教授 仁木 宏典(微生物) 教授 倉田 のり(植物) 准教授 野々村 賢一(植物)

担当教員との連絡(e-mail、電話、FAX、研究室):

微生物:教 授 仁木宏典
(hniki@nig.ac.jp、電話055-981-6870、FAX055-981-6826、R302)
微生物:助教 青木敬太
(keaokii@nig.ac.jp、電話055-981-6827、 FAX055-981-6826、R304)
微生物:准教授 馬場知哉
(tobaba@nig.ac.jp、電話055-981-6766、 FAX055-981-6766、A310)
植 物:教 授 倉田のり
(nkurata@nig.ac.jp、電話055-981-6808、FAX055-981-6879、R111)
植 物:准教授 野々村賢一
(knonomur@lab.nig.ac.jp、055-981-6872、FAX055-981-5872、V101)
 

4.授業実施期日時間:

(対面講義)月曜日10:50-12:30

 

5.授業実施場所:

(対面講義)国立遺伝学研究所図書館2Fセミナー室

 

6.履修条件、受講方法:

履修に関する付帯条件はない。

 

7.授業内容の概要:

ゲノム生物学は、生物の遺伝要素の集合体の構造的特徴を取り出し、個体毎、集団毎、種毎の構造的特徴の持つ意味や、それらの構造と生物学的機能との間に どのような関連があるかを、遺伝要素全体の集合の中から実験と情報学により読み解く研究領域である。またこれらの基盤をベースに多彩な機能ゲノム学の手法 や遺伝資源の開発が進み、大量データと相まってオーム学への展開や、遺伝学の新たな展開が進んでいる。ダイナミックに動いている研究領域の流れを、微生物 と植物の分野について解説する。

 

8.授業の達成目標:

  1. ゲノム生物学は急速な発展をとげている分野であるので、この分野が発展するに至った基盤を理解すること。
  2. ゲノム生物学は生物の遺伝要因を全体として捕らえる手法であり、全体と個別の関係性の解析が重要であることの理解。
  3. ゲノム生物学は生物種を超えて普遍的な手法が使われる場合も多いが、微生物、植物に特徴的な観点もあることの理解。
  4. ゲノム生物学は多様な方法論が相呼応して発展しており、今後生物学のいくつかの概念転換をもたらすべき分野であることを洞察すること。
 

9.授業計画:(対面講義・遠隔講義)

日程 内容
第1回  6月10日 新世代ゲノムシーケンサーと微生物ゲノム生物学(仁木/馬場)
第2回  6月17日 「酵母ゲノム生物学の基盤と応用」(仁木/青木)
第3回  7月22日 植物生殖システムと小分子RNA経路 (野々村)
第4回  7月29日 機能ゲノミクスと進化遺伝学への展開 (倉田)

英語で講義する。留学生の受講生がいない場合は、日本語を用いる事もある。

 

10.使用参考書、参考文献:

講義で使用する資料は、受講者にファイルあるいはプリントアウトとして配布する。

 

11.単位修得要件と成績評価基準:

達成目標1-4のうち1点以上について調査あるいは見解をレポートにて期限までに提出した受講者のうち、1点以上の要点を理解していると判定されたものに単位を認定する。成績はABCD(A,B,Cが合格、Dが不合格)で示される。対面講義であるので、出席も評価する。

 

12.その他のコメント:

なし。


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