「白」と「淡紅色」の花弁。サクラの新しい品種、遺伝研創立70周年を記念して命名

国立遺伝学研究所(遺伝研)の敷地内には、現在約220品種・500本の桜があります。これは、1950年頃に植物遺伝学者の竹中要(たけなか よう)博士が、遺伝学の研究と栽培品種の保存を目的に、桜を収集し植樹したことに由来します。

   半兵衛白紅桜

新しい品種は、2019年6月1日に創立70周年を迎えることを記念し、所内のメンバーによる投票を経て、「半兵衛白紅桜(はんべいしろべにざくら)」と命名されました。このサクラは、遺伝研で桜の研究が盛んに行われていた頃、いつの間にかこの地にて実生から発芽し、今日に至ります。空に向かってまっすぐ伸びる枝々に、「白い花弁」と「淡紅色の花弁」が咲き誇り、その特徴から、おそらくオオシマザクラとヤマザクラが自然交配して生じたものと思われます。

名前に付けた「半兵衛」とは、遺伝研の桜の収集と研究に多大なる貢献を果たした故・竹中要 博士の愛称です。また、所内投票では「『⽩紅』が花の様⼦が分かるので良い」「紅⽩とも重なり70周年を祝う意味で良い」という意⾒もみられたことから、「半兵衛白紅桜」と命名しました。


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