脳機能研究部門 平田たつみ研究室 伊藤 圭祐さん

地元で博士号、しめしめ・・・
沼津は遺伝研がある三島の隣の市です。私はそこで高校まで過ごし、名古屋大学で神経発生を学びました。修士修了後に遺伝研に来たわけですが、その理由は「実家から通える」「ボスが同じ研究室出身」という事だけでした。地元とはいえ遺伝研の事はほとんど知りませんでしたが、「地元で神経発生が研究できて、博士号がとれるのはオイシイな・・・しめしめ」と、遺伝研に来た動機は実に不純なものでした。
他の大学院ではありえない!
でもこんな不純な動機がかすんでしまうほど遺伝研は色々な魅力にあふれている事が分かりました。中でも普通の大学院ではありえないような事が多いというのが最大の魅力じゃないでしょうか?例えば普通は学生と他の研究室のポスドクが友達付き合いするなど皆無なはずですが、遺伝研ではそれが日常茶飯事です。分野外の人と接する機会が多く、色々な人の色々な話や考えが聞ける事は研究者として多いににプラスになると思います。
楽しい大学院生活が送りたかったら…
また学生同士の交流が非常に盛んな点も、他の大学院と違うと思います。あちこちで自主的に勉強会が開かれており、みんな非常にアグレッシブで野心的。彼らを見ると自分も「なにくそ!」という気持ちになります。研究だけでなくみんなで飲みに行ったり旅行に行ったりする事も。他の大学院のように「研究漬け」で大学院生活が終わってしまうような事はおそらくないでしょう。遺伝研は楽しい大学院生活を送りたい人にオススメです。