発生工学研究室 相賀研究室 福田 胡桃 さん

福田 胡桃
相賀研ではどのような研究をしていますか?
私はマウスの生殖細胞、特に卵子が正常に発達するためにはどのような遺伝子やメカニズムがかかわっているのかを研究しています。
なぜその研究をやろうと思ったのですか?
1つの細胞から個体を作り上げてしまう卵そのものに魅力を感じますし、不妊の問題などもあるので、こういった社会の問題にも役に立つ研究ができればいいなと思ったからです。学部時代は昆虫の研究をしていたので異分野からの挑戦でしたが、いろいろな人にお世話になりながら日々学んでいます。
どうして遺伝研を選んだのですか?
学部時代は部活やアルバイトなど学生らしい充実した日々を過ごしていたのですが、学部の三年次あたりから「修士以降は違う環境で、もっと本格的に研究をしたい」という気持ちがありました。そこで本物の研究者達に囲まれ、良い研究環境がある遺伝研を選びました。職員に比べて学生が少数なので非常に刺激的な環境だと思います。
学生同士の集まりはありますか?
数か月に一回くらい学生主催のパーティーがあって、留学生、日本人学生、ポスドクさんたちで集まって楽しく交友を深めています。週末には皆でご飯に行ったり、遊びに行ったりもしています。
大学の研究室と比べて違いはありますか?/どんなところが違いますか?
五年一貫であればその時間をフルに使って大きなテーマに手を出すこともできますし、学生でも一研究者として自分の研究を自分で引っ張って研究していこうという風土なので、日々身が引き締まりますね。皆さん研究者やその卵ですので、熱心に研究の話を聞いてくれ、熱心に研究を語ってくださり、「自分ももっとやるぞ」と思いながら過ごしています。
説明会でバスツアーに参加した感想は?
参加者同士も気軽に話すことができて、進路について考える良いきっかけになりました。これがなかったらなかなか三島まで足が向かなかったかもしれませんね。いいかもと思ったらまず動いて、実際に見てみるというのは進路を決める上で大事なことだと思います。ちょっとでも「おっ!」と思った人は参加すればいいんじゃないかと思いますよ。
遺伝研の英語教育で役立ったことはなんですか?
英語の授業で習ったプレゼンテーションの技法を意識してD2プレゼンテーションでも活用させてもらいました。何より授業も含め、英語を使う機会が多いことが英語力向上に役立っていると思います。
後輩へのアドバイスは?
入試は少し特殊ですが、主に英語*と口頭発表の準備をしっかりやっておくことが大切かと思います。とくに口頭発表は多くの先生方に囲まれるので緊張する人も多いと思いますが、あくまでもプレゼンはコミュニケーションであって「戦」ではありません。落ち着いて、論理的に、自分の研究とその面白さをしゃべりに来てください。
* 現在、入試の英語科目には、「TOEFL-iBT テストまたは TOEIC公開テスト」を採用しています。下記ページをご参照ください。
http://www.nig.ac.jp/nig/pdf/phd_program/EngTest-2015N.pdf
三島の暮らしはいかがですか?/三島のおすすめスポットはありますか?
自転車さえあれば何とか買い物にも行けるので特に飢えることもなく生活しています。休日は早めにラボでの作業を終わらせて、買い物や掃除、映画を見る等比較的のんびり過ごしています。おすすめは何と言っても三島大社で夏のお祭りはぜひ一度行ってみてほしいです。とても活気ある三島を見ることができます。
キャリアパスが多様化していますが、学位を取得したらどのような道へ進みたいですか?
まだいろいろと考え中です。企業で世の中に還元できる研究をすることやアカデミアで研究に没頭すること、どれも魅力はありますが、最後はタイミングやチャンス次第かなと思っています。チャンスがあればよいのですが…。
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