2017/03/22

「富澤純一先生を偲ぶ会」のご案内 

 去る2017年1月26日逝去されました国立遺伝学研究所長(第6代)富澤 純一 氏のお別れの会を、下記のとおり執り行いますので、謹んでお知らせいたします。
 

「富澤純一先生を偲ぶ会」

主催 「富澤純一先生を偲ぶ会」準備委員会
共催 国立遺伝学研究所、日本遺伝学会、日本分子生物学会
日時 平成29年4月22日(土) 午後2時から (午後1時 受付開始)
場所 三島市谷田1111 国立遺伝学研究所講堂
事前申込不要
問い合わせ 国立遺伝学研究所(荒木研究室)055-981-6756
アクセス http://www.nig.ac.jp/nig/ja/about-nig/access_ja
 

【富澤純一氏について】

 富澤純一氏は、1947年に東京帝国大学を卒業後、国立予防衛生研究所化学部長、大阪大学教授、米国国立保健衛生研究所分子遺伝学部門部長を歴任した後、1989年に国立遺伝学研究所長に就任し、8年間に渡り、当研究所の発展に貢献されました。

 研究面においては、細菌に感染するウイルス「T4ファージ」を用い遺伝的組換えがDNAの切断と再結合によって起こることの立証、プラスミド(環状2重鎖DNA)の試験管内での完全複製に初めて成功、DNAの複製開始がRNAによって制御されていることを示すなど、日本の分子生物学の草分けとして数々の業績を挙げられました。 これらの功績が認められ、日本学士院会員や全米科学アカデミー外国人会員に選出され、2000年には文化功労者に顕彰されました。日本分子生物学会の学会誌(英文学術誌)「Genes to Cells」では、初代編集長を1996年から2005年まで務めるとともに、若手研究者助成のための基金を寄付し、2011年から「富澤純一・桂子基金」として運用されています。


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