生体高分子研究室・前島研究室

ゲノムクロマチンの折り畳み構造とダイナミクス

教員


Research Summary

本研究室では、「ゲノムDNAが細胞のなかに、三次元的にどのように折り畳まれ、そしてどのようにゲノムが読み出されるのか?」を研究しています。最近、細胞内のクロマチンがとても不規則な形で柔軟に折り畳まれていることを発見しました。今後、この知見を、遺伝子発現、発生分化、エピジェネティックスなど、幅広い研究につなげていきます。1分子イメージング、超解像顕微鏡イメージング、X線散乱解析、シミュレーション、さらには新しいクロマチン精製法などを組み合わせて、ユニークな研究を目指しています。

ヌクレオソーム線維(10-nm線維)は細胞の核内でとても不規則な形で折り畳まれ、ドメインを形成している。クロマチンは「液体」のようにふるまい、規則性を持つ大きな構造に比べて、物理的な束縛が少なく、より動きやすい。NPC, 核膜孔; NE, 核膜

Publications

Maeshima, K., Ide, S., Hibino, K., and Sasai, M. (2016). Liquid-like behavior of chromatin. Curr Opin Genet 37, 36-45.

Maeshima, K., Rogge, R., Tamura, S., Joti, Y., Hikima, T., Szerlong, H., Krause, C., Herman, J., Seidel, E., DeLuca, J., Ishikawa, T., and Hansen, J.C. (2016). Nucleosomal arrays self-assemble into supramolecular globular structures lacking 30-nm fibers. EMBO J 35, 1115-1132.

Sasaki, A., Ide, S., Kawamoto, Y., Bando, T., Murata, Y., Shimura, M., Yamada, K., Hirata, A., Nokihara, K., Hirata, T., Sugiyama, H., and Maeshima, K. (2016). Telomere Visualization in Tissue Sections using Pyrrole-Imidazole Polyamide Probes. Sci Rep 6, 29261.