進化遺伝研究部門・明石研究室

集団遺伝とゲノム進化

教員

 

Research Summary

本研究室では、ゲノム進化のメカニズムを解明するために、理論と実験を組み合わせた研究を行っています。現在の研究テーマは以下のようなものです。

1)生合成における制約やその効率にかかる自然選択が、ゲノムおよびタンパク質の進化に与える影響の解明。
2)ゲノム進化に関する理論的研究。特にコンピューターシミュレーションを用いた、ゲノム進化に影響を与えた要因を統計的に検出する方法の開発。
3)キイロショウジョウバエの近縁種間でみられる、系統特異的なゲノム進化パターンとそれを引き起こした要因の解明。

A) バクテリアでの生合成にかかるエネルギーの割合。バクテリアの細胞では約75%のエネルギーがタンパク質合成に使われています (Neidhardt et al. 1990)。
B) エネルギーコストに関わるタンパク質の進化。枯草菌のゲノムを見てみると、量の多いタンパク質はコストの安いアミノ酸を使って合成されていることが分かります。

Publications

Matsumoto, T., John, A., Baeza-Centurion, P., Li, B., and Akashi, H. (2016). Codon usage selection can bias estimation of the fraction of adaptive amino acid fixations. Mol Biol Evol 33, 1580-1589.

Matsumoto, T., Akashi, H., and Yang, Z. (2015). Evaluation of ancestral sequence reconstruction methods to infer nonstationary patterns of nucleotide substitution. Genetics 200, 873-890.

Akashi, H., Osada, N., and Ohta, T. (2012). Weak selection and protein evolution. Genetics 192, 15-31.