神経システム病態研究室
浅川研究室
運動を制御する神経回路の発生・ホメオスタシス・老化・疾患の研究
教員


Research Summary
私たちの研究室では、身体の動きを生み出す神経回路がどのように発達・成熟するかを理解して、その知見に基づいて運動神経回路を加齢や疾患から保護することを目指しています。そのために、主に熱帯魚ゼブラフィッシュをモデルとして用い、生体内で運動神経回路を行動・回路・細胞・分子レベルで統合的に研究します。特に、タンパク質の相転移、RNA代謝、シナプス、細胞外マトリクス、グリア細胞に着目し、「運動ニューロン」と呼ばれる神経細胞が障害を受ける筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症機構の解明と治療法の開発を目指します。

B. 単一の脊髄運動ニューロンのライブイメージングにより、詳細な細胞形態や細胞内構造を研究できる。
C. 光遺伝学ALSモデルの概念図。青い光を吸収すると多量体化、ひいては、凝集する光遺伝学型TDP-43を用いることで、光照射によってALS病態を再現することができる。
出版物
- Asakawa K, Tomita T, Shioya S, Handa H, Saeki Y, Kawakami K. Intrinsically accelerated cellular degradation is amplified by TDP-43 loss in ALS-vulnerable motor neurons in a zebrafish model. Nat Commun. 2025 Oct 27;16(1):9213.
- Asakawa K, Handa H, Kawakami K. Multi-phaseted problems of TDP-43 in selective neuronal vulnerability in ALS. Cell Mol Life Sci. 2021 May;78(10):4453-4465.
- Asakawa K, Handa H, Kawakami K. Optogenetic modulation of TDP-43 oligomerization accelerates ALS-related pathologies in the spinal motor neurons. Nat Commun. 2020 Feb 21;11(1):1004.