Q&A よくある質問Q&A
Q&A③遺伝研について
- Q1 遺伝研ってどんなことを研究しているの?
- A 国立遺伝学研究所(遺伝研)は、遺伝学を通じて生命のつながりと多様性を研究しています。
- Q2 「遺伝学」や「遺伝情報」ってなに?
- A 遺伝情報とは生命の源であり、次世代へ受け継ぎながら 変化していきます。この遺伝情報という切り口から生命の謎に挑戦するのが遺伝学です。遺伝学によって、生物の形作りや脳の働きのみならず、生物の進化や環境中の物質循環といった生命にまつわる様々な現象が理解されつつあります。また、遺伝学で得られた研究成果は、病気の原因の究明、新薬の開発、農作物の品種改良などへとつながっています。
- Q3 大学共同利用機関ってなに?
- A 大学共同利用機関は、全国の研究者のニーズに応え、また、広く海外の研究者とも連携を図りながら学術研究を推進する、国の中核的研究拠点です。
- Q4 遺伝研の情報によく出てくる総研大ってなに?
- A 総合研究大学院大学・遺伝学コース(総研大)は、国立遺伝学研究所をキャンパスとして、次世代を担う博士研究者を育成するために設立された大学院コースです。総研大のコンセプトは「優れた研究環境と人材を活用してトップクラスの研究者を養成する」ことです。 遺伝研は、研究者を目指す学生にとって最高の研究教育環境を提供しています。
- Q5 どうして遺伝研は三島にできたの?
- A 1949年に遺伝研が三島にできた理由として、5周年記念式典において当時の所長が以下のように述べています。「三つの条件が必要でありました。その一つは場所です。研究所の所在地は寒地でも酷暑の地でも不適当です。試験圃場の利用期間が短くなるからです。この点で湘南地方から西は静岡までが先ず選ばれました。その二は既設の建物があることです。新営の予算がないからです。そしてその三は、建物に直結した相当広い耕地があることです。これら三点を満足するような所を探しました。」また、「この土地は誠に日本でも有数なる景勝地であり、気候もよろしく、空気は清浄で雑音も少なく、作物を試育し、動物を飼育するのに好適であるのみならず、思索の上にも得難い環境であること」とも述べられています。
- Q6 遺伝研の広さはどのくらい?
- A 土地総面積は97,703㎡です。三島市のおよそ0.16%を占めています(2025年3月1日現在)。
- Q7 遺伝研では何人ぐらいの人が働いているの?
- A 研究職や管理職など、研究への関わり方はさまざまですが、「遺伝研が雇用しているメンバー」はおよそ400名います。
- Q8 研究者は毎日どんな仕事をしているの?
- A 研究者は、日々、これまで誰もやったことのことのない実験や解析、誰も着目したことのないものを観察する研究をしています。発見の大小はあるかもしれませんが、毎日の研究が新発見の連続です。
- Q9 最新の研究成果はなに?
- A 遺伝研には約30の研究グループがあり、それぞれの研究分野でたくさんの研究成果が発表されています。研究成果は、こちらのページで詳しくご紹介しています。
- Q10 遺伝学の研究は世の中にどのように役立つの?
- A 遺伝学によって、生物の形作りや脳の働きのみならず、生物の進化や環境中の物質循環といった生命にまつわる様々な現象が理解されつつあります。また、遺伝学で得られた研究成果は、病気の原因の究明、新薬の開発、農作物の品種改良などへとつながっています。
- Q11 遺伝研で最も大きな発見はなに?
- A 遺伝研は、その歴史がまさに生命科学の爆発的な発展と重なり、分子進化の中立説、mRNAのキャップ構造の発見、複製起点の同定など、数々の優れた研究業績を挙げてきました。
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