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近藤所長が韮山高校生に特別講義 ―貝殻から探る「生き物の形」

韮山高校の生徒が7月3日、国立遺伝学研究所のRIBIC HOUSE(リビック・ハウス)を訪れ、近藤滋所長による特別講義を受講しました。近藤所長は、「人間の常識は生物の常識ではありません。わかっていないことで面白いことがたくさんある中で、それを解き明かしていくのが私たちの仕事です」と、研究者の役割を紹介。身近な貝殻を題材に、「貝の形をつくる原理」について講義を行いました。

講義では、巻貝は硬い殻を脱ぐことができないため、殻の縁にある外套膜から少しずつ殻をつくり足しながら、らせん状に巻いて成長することを解説しました。また、「巻き方」「ねじれ方」など5つの要素を変えるだけで、サザエやオウムガイなどさまざまな貝殻の形をコンピューター上で再現できることを実演。一見異なる形の貝殻も、共通した原理によってつくられていることを紹介しました。さらに、泳いで生活する頭足類のオウムガイと、海底をはって移動する巻貝では、暮らし方の違いが殻の形に反映されていることも説明しました。

生徒たちは、紙粘土を使って貝殻の形を再現することにも挑戦し、巻き方やねじれ方を工夫しながら、形がどのように変化するのかを体験しました。講義中にも積極的に質問し、「生き物の形」の不思議に理解を深めていました。

参加した1年生の生徒からは、「貝殻は全く別の形に見えても一定の規則があるというのがすごいと思いました」との感想が寄せられました。