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分子生物学の主要分野の一つであるDNA複製は、1953年にジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックがDNA二重らせん構造を提案し、1958年にアーサー・コーンバーグがDNAポリメラーゼIを単離したことに端を発しています。その後、この分野の発展には日本人科学者が大きな貢献をしてきました。最も有名な例は、名古屋大学の岡崎令治による「ラギング鎖にある岡崎フラグメント」の同定でしょう。また、大腸菌の染色体における複製起点oriCの特定には、国立遺伝学研究所の廣田幸敬と安田成一が大きな役割を果たしました。さらに国立遺伝学研究所第6代所長の富澤純一は「colE1プラスミドの複製機構」を明らかにしました。近年では、荒木弘之が出芽酵母のDNA複製の開始に必須な複数のタンパク質を特定し、S-CDKが制御する開始機構を明らかにしています。

現在、この分野は精製タンパク質を用いたin vitro再構成へと向かっており、最終的にはDNA複製がどのように行われるのか、そのメカニズムの詳細が明らかになると期待されています。生物医学の観点からは、染色体複製の失敗が染色体の不安定化を招き、がんの形成や遺伝的疾患と強く関連するため注目されています。しかしながら、これまでDNA複製の研究は主に出芽酵母などの単細胞生物が材料とされてきたため、哺乳動物細胞におけるメカニズムはまだ解明されていません。さらに、転写、クロマチン環境、3次元染色体構成、発生との関連も未解明です。今回の遺伝研国際シンポジウムでは、DNA複製の最新の成果とそれに関連する諸問題について議論します。


シンポジウム概要

開催日
2022年11月11日(金)-2022年11月12日(土)
会 場
国立遺伝学研究所 講堂
参加登録
参加登録よりお申し込みください
※お申し込み締め切り:10月14日(金)
参加費
無料
※11/11に懇親会を予定しています

登壇予定

花岡文雄 国立遺伝学研究所
荒木弘之 国立遺伝学研究所
John Diffley The Crick Institute, UK
Thomas Kunkel National Institute of Health, USA
David Gilbert San Diego Biomedical Research Institute, USA
Chun-Long Chen Institut Curie, France
Cheng-Fu Kao Academia Sinica, Taiwan
江刺史子 University of Oxford, UK
正井久雄 東京都医学総合研究所
片山勉 九州大学
田中誠司 高知工科大学
小林武彦 東京大学
坪内知美 基礎生物学研究所
大学保一 がん研究所
高橋達郎 九州大学
前島一博 国立遺伝学研究所
村山泰斗 国立遺伝学研究所
鐘巻将人 国立遺伝学研究所

プログラム

一日目 [11月11日]

10:00

Opening remarks

10:10

Talk1-3

Talk 1 (30 min)

Talk 2 (50 min)

Talk 3 (30 min)

12:00

Lunch

10:10

Talk4-6

Talk 4 (50 min)

Talk 5 (50 min)

Talk 6 (30 min)

15:10

Poster(60 min)

 

16:10

Talk7-10

Talk 7 (30 min)

Talk 8 (30 min)

Talk 9 (30 min)

Talk 10 (30 min)

19:00

Dinner at Fujisan Tokyu Hotel

二日目 [11月12日]

9:00

Talk11-13

Talk 11 (30 min)

Talk 12 (30 min)

Talk 13 (50 min)

10:50

Break (20 min)

11:10

Talk14-15

Talk 14 (30 min)

Talk 15 (30 min)

12:10

Lunch

13:10

Talk16-18

Talk 16 (30 min)

Talk 17 (30 min)

Talk 18 (30 min)

 

参加登録

参加を希望される方は事前登録が必要です(無料)。
※お申し込み締め切り:10月14日(金)