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ラギング鎖の合成を行う領域を拡大しました(*1)。
DNAポリメラーゼがRNAプライマーの3'末端にデオキシリボヌクレオシド三リン酸を結合し、新しい岡崎フラグメントを合成しようとしています。 |
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複製フォークの移動と同時に岡崎フラグメントが合成されていきます。
また、移動に伴いRNAプライマーの5'末端側には、一本鎖となったDNAが溜まります。
これが次の岡崎フラグメントの合成される領域となります。 |
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プライマーゼによりRNAプライマーが合成されます。 |
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クランプは複数(大腸菌では2つ)のタンパク質が集まってできた環状のタンパク質です。
クランプローダーは、その環を一度開いて再び閉じることで、クランプ(留め金タンパク質)を、合成されたRNAプライマーとその鋳型のDNAを取り囲むように装着します。 |
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フラグメントの合成が進み、前に合成したフラグメントとの間が全て埋まると、岡崎フラグメントの合成は完了です。
合成の完了した岡崎フラグメントは、DNAポリメラーゼから離れます。 |
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新たに合成されたRNAプライマーの3'末端がDNAポリメラーゼに取り込まれ、次の岡崎フラグメントの合成に取り掛かります。
連続的に合成されるリーディング鎖とは対照的に、DNAの断片の合成の繰り返しによってラギング鎖の複製は行われます。 |
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