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リボソームの働き

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翻訳(活性中心の拡大)
 

翻訳開始
翻訳
活性中心の拡大
アンチコドンの拡大
翻訳終了
 
アミノ酸を連ねてペプチドを合成する反応(翻訳)の活性中心は、50Sサブユニットの中にあります。その付近には、アミノ酸とtRNAがはまり込むことのできる空間があり、さらに50Sサブユニットの中を通って外に至るトンネルが続いています。 合成されたペプチドはこのトンネルを抜けて外に出ます。

次のアミノ酸をつけたtRNAの末端が活性中心付近の空間に入ります。 リボソームの酵素作用により、最初のtRNAに結合していたペプチド鎖が、隣に入ってきたアミノ酸と結合し、元のtRNAとの結合が切れます。

50Sサブユニットがスライド(向かって右へ)します。これによって新たにペプチドを受け取ったtRNAは、活性中心の隅(左側)にきます。一方、ペプチド鎖を失ったtRNAは、活性中心から外れてしまいます。 50Sサブユニットが再びスライドして元の位置に戻る際に、tRNAとmRNAもいっしょに移動するため、最初に活性中心にいたtRNAはリボソームの外に追い出されます。