国立遺伝学研究所では、毎年桜の季節にあわせ、構内を一般の皆様に開放し、日頃の研究成果を公開しております。
また、構内に咲く様々な種類の桜も楽しんでいただいております。
11:00〜12:00
准教授 川本 祥子
みなさんは誰かにご自身やご家族の事を紹介する時、どんなふうに説明するでしょうか。 顔や髪型、好きな食べ物、学校や会社の事など。分かりやすく説明しようとすると案外難しいもので、 世界中で研究されている生物のそのほとんどは会ったことも見たこともない生き物です。 今回は情報という観点から見た生物について、遺伝研がバイオリソースプロジェクトで取り組む、 600万の生物個体と遺伝子の情報とその役割について紹介します。
13:30〜14:30
教授 荒木 弘之
遺伝情報を担う染色体DNAは、細胞の分裂に伴って正確に倍化していきます。 これは、1回の細胞分裂に一度だけDNAがコピー(複製)されるしくみがあるからです。 また、DNAが複製されている最中にも、鋳型になるDNAがダメージを受けていたりすると複製を止めてダメージを除いたり、 場合によってはダメージを乗り越えて複製を続けます。 このような我々が備える優れた複製制御のしくみをお話ししたいと思います。
細胞、タンパク質、DNAの不思議に迫る
体験型展示:ヌクレオソーム模型の作成
モデル生物と呼ばれる線虫、ショウジョウバエ、ゼブラフィッシュの紹介
体験型展示:線虫・ショウジョウバエ・ゼブラフィッシュの顕微鏡観察とVR体験
動物の行動についての研究と行動を生み出す脳を展示する
体験型展示:卵と精子と受精卵の観察(顕微鏡下で観察する)
お米の祖先と世界の近縁種を紹介
体験型展示:野生イネと栽培イネのもみの形の違いを実体顕微鏡で観察する
遺伝情報と生物進化の研究を紹介
研究展示会場をまわってスタンプを集めよう!台紙は総合案内で配布します。