哺乳動物遺伝研究室・城石研究室

マウス高次形質の統合的遺伝解析

教員

 

Research Summary

当研究室では、マウス近交系統や突然変異体の表現型に着目した“順遺伝学”と遺伝子改変マウスを用いた“逆遺伝学”の両方法論を駆使して、形態形成やエネルギー代謝などの高次生命現象を制御する遺伝メカニズムの統合的理解をめざしています。また、生物遺伝資源事業として、野生マウス由来系統を含めたゲノム多型情報や表現型情報の収集と整備を行うとともに、亜種間コンソミック系統など、マウス機能ゲノム学のためのバイオリソースの開発を進めています。個別研究課題は以下の通りです。

実験研究者にやさしい「NIGマウスゲノムデータベース」。NIG_MoGは、マウスの基準ゲノム配列(C57BL/6J)と、日本産モロシヌス亜種由来系統であるMSM/Ms及びJF1/Msの全ゲノム情報を比較して検出されるゲノム多型情報を検索するためのナビゲーションシステムです。モロシヌス由来系統と汎用近交系統の交配系によって遺伝解析を行う際には、NIG_MoGを利用することで各種ゲノム多型情報や解析ツールに迅速にアプローチすることができます。トップページ(左)と各種ゲノム比較情報(右)。(高田ら、2015)。

Publications

Takada, T., Yoshiki, A., Obata, Y., Yamazaki, Y., and Shiroishi, T. (2015). NIG_ MoG: a mouse genome navigator for exploring intersubspecific genetic polymorphisms. Mamm Genome 26, 331-337.

Oka, A., Takada, T., Fujisawa, H., and Shiroishi, T. (2014). Evolutionarily diverged regulation of X-chromosomal genes as a primal event in mouse reproductive isolation. PLoS Genet 10, e1004301.

Takada, T., Ebata, T., Noguchi, H., Keane, T.M., Adams, D.J., Narita, T., Shin-I, T., Fujisawa, H., Toyoda, A., Abe, K., Obata, Y., Sakaki, Y., Moriwaki, K., Fujiyama, A., Kohara, Y., and Shiroishi, T. (2013). The ancestor of extant Japanese fancy mice contributed to the mosaic genomes of classical inbred strains. Genome Res. 23 , 1329-1338.