資料提供者 ?森脇 五郎(国立遺伝学研究所名誉所員)からの御寄稿?

唾腺染色体について

(4)ゲンの分析に乘出した新武器としての唾腺染色体 遺雑10巻(3・4)(1935年2月)

染色体説が提唱されて以来、すべての細胞学者、遺伝学者が等しく願ったことの一つは大きな染色体を持った細胞を見付け、染色体の全長に亘って個々のゲンに対応した貭的な差異を見度いということであった。それがTexas大学のPainter一派によってDrosophilaの唾腺染色体が認められ此方面の新武器として洋々たる将来が開かれた。

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