• HOME
  •  
  • ごあいさつ

ごあいさつ

皆様、遺伝学電子博物館にようこそお越しくださいました。

 この博物館は、国立遺伝学研究所がその創立50周年を記念して、市民の皆様に少しでも遺伝学研究の中身を知っていただけるようにと企画して作ったものです。幸いインターネットの普及によって多くの方々が家庭からでも仕事場からでも簡単にアクセスしていただける時代となりました。それなのに、われわれのホームページが専門家でないと理解できないような難しい内容ばかりでは宝の持ち腐れになってしまうということに気がついたのです。一方、新聞のニュースなどを見ていても、「ヒトゲノム」・「クローン動物」・「遺伝子操作作物」・「遺伝子治療」などなど、遺伝学の知識なしには理解が難しい話題が毎日のように目につきます。今や、それらの研究を専門家だけに任せておいてはいけない時代、市民が判断を迫られる時代となっているのです。しかしそのためには、正しい最新の知識が必要です。無知であるために科学技術の誤った利用に走ってはならないのですが、反対に知らないために根拠のない恐れを抱いて科学の恩恵に浴す機会を失ったり、外国に新技術の開発を許して損失をこうむるのも困るわけです。そのような正しい判断のための知識を、学生・学校の先生・ジャーナリスト、さらには科学の研究を始めた人々に提供しようというのがこの「遺伝学電子博物館」の目標です。

  正直に言って、国立遺伝学研究所の教官はいわゆる学者で、市民の皆さんに分かりやすく研究の話をしたり説明したりするのに慣れていません。ここに公開する「遺伝学電子博物館」はその慣れない頭を絞って作り始めた試作品の段階です。もっと楽しいものにしたい、もっと絵を入れたい、もっとダイナミックなものにしたい、量的にもっと大きなものにして訪問者がリンクをたどって自分が知りたい情報だけをすばやく選べるような構造にしたいなど、まだ理想には程遠い状態です。でも電子博物館の良い所は訪問者の要望をどんどんとりあげて改良していくことが可能なことです。というわけで、研究所の創立50周年(1999年6月1日)より未熟なことは承知の上でここに公開しています。ですから、あなたが「何だつまらない」という印象をうけたとしても、よりよくするための提案を寄せてください。またしばらくたったらもう一度訪れてみてください。ちょうど赤ん坊がどんどん成長するようにこの「遺伝学電子博物館」も皆さんのお役に立つように改良発展して行きたいと思います。