遺伝学の歴史

発生における遺伝子作用

 生物のもっている遺伝子DNAはその遺伝情報にもとづいて特殊な酵素を含むあらゆるタンパク質、糖、脂質などの生成を指令し、このような生体高分子の生成を通じて、生物特有の形、大きさ、色彩など目に見える形質の発現に関与している。さらに脳、神経、筋肉などによって現される行動や神経活動なども、遺伝子によって規定されていると考えられる。

「基礎遺伝学」(黒田行昭著;近代遺伝学の流れ)裳華房(1995)より転載