文部科学省科学研究費補助金『特定領域研究』/染色体サイクルの制御ネットワ−ク
染色体サイクル
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計画研究の紹介
染色体複製開始タンパク質の機能制御因子とその作動メカニズムの解析
片山 勉
 片山 勉 Tsutomu Katayama
 九州大学・大学院薬学研究院・分子生物薬学 教授 研究室URL
 katayama%phar.kyushu-u.ac.jp(%は@に置き換えて使用してください。)
本計画研究では、精製タンパク質によるミニ染色体複製再構成系などの高度解析基盤をもつ大腸菌を対象として、複製開始に関わる制御システムの分子機構とネットワークを明らかにする。そのため、まず、細胞周期の進行に同調して複製開始タンパク質DnaAを活性化し、また、適時的に不活性化する制御システムを解析する。我々がすでに発見している制御システム(RIDA)においては、DNAに装着したDNAポリメラーゼのクランプ分子とHdaタンパク質とが形成する複合体よって、DnaA機能が適時的に不活化される(Lewin, B., Genes VIII 2004)。このRIDAシステムの反応機構をタンパク質構造動態から詳細に説明できる展開を目指す。また、DnaA活性化因子の同定と機能解析、新規DnaA結合因子や新規クランプ結合因子の機能メカニズムや機能構造解析、そして、複製開始異常時の応答システムについて解析を進める。これらの研究成果によって、複製制御ネットワーク、すなわち、DNA複製システムを取り巻く制御システム連携の基本メカニズムの解明が進む。またDNA複製システムに関わる進化機構、細胞内分子動態、生体ナノマシンの機能原理の解明への貢献も期待される。さらに、新規な抗菌剤や抗ガン剤の開発にも応用できる可能性がある。
研究のイメ−ジ図
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