新領域融合研究センター 情報・システム研究機構
News 実施体制 研究課題 研究成果
生物多様性解析プロジェクト
研究概要
 複雑系としての生命システムの理解を深めるために、遺伝的分化を遂げた生物個体の多様性の比較解析が有力な方法論として浮かび上がってきています。そのためには、生物多様性を客観的に記載する数値計測技術と得られた計測値の違いをゲノム多型に結びつけるための統計学的解析の融合が必要と考えられます。また、研究材料となる生物遺伝資源として、長い進化的時代を経て多数の遺伝子に塩基置換が蓄積し、多様な表現形質を示す生物系統の利用が有効です。
国立遺伝学研究所は、古くから世界各地の自然集団から採集し育成してきた遺伝的多様性に富んだマウスイネ等の多数のモデル生物系統を保有しています。本プロジェクトでは、これらの生物系統の持つ表現形質の多様性を可能な限り客観的に数値計測化し、それらのデータを対象にして統計数理研究所が培ってきた統計解析技術と国立情報学研究所の情報処理技術を活用することにより、数値計測化された表現型多様性とゲノム多型を関連づけて遺伝子(ゲノム)機能と遺伝子間ネットワークを解明します。