スライドデザイン:私の七ケ条
木村暁(遺伝研・細胞建築)

プレゼンテーションにおいて視覚を介した情報を与えるスライドの果たす役割は大きい。話の組立が決まれば、次にそれを的確に表現するためにスライドのデザインを考える必要がある。スライドをデザインするにあたっては、「より重要なことをより大きな字で書く」など、一般的に従うべきルールがあるように思われる。本発表ではまずこのような基本則について復習してみたい。次に、発表の目的や内容、聴衆の顔ぶれに合わせてどのようにデザインを工夫したらよいかについて議論したい。これらの工夫には鉄則があるわけではなく、長所と同時に欠点がある場合が多い。本発表ではこれまでの試行錯誤を通じて、演者がよりよいスライドをデザインするために心がけていることをお話ししたい。