中心体生物学研究部門・北川研究室

中心体の自己複製機構と生体内動態、そして起源の解明

教員





Research Summary

進化上保存された細胞小器官である中心体は微小管ネットワーク形成、ゲノム安定性維持を含む多様な生理現象を制御することで細胞がん化、遺伝病、不妊症を含む様々な疾患と密接に関与しています。これらの現象を司る上で、細胞分裂時に中心体は一度だけ自己複製する必要がありますが、そのメカニズムに関しては未解明な部分が多く、生物学の最大の謎の一つとされています。当研究室ではヒト培養細胞、マウス、線虫を材料とし、多彩な手法を融合することで中心体構築、複製、動態の基本原理を解明することを目指します。

(A)細胞周期に依存した中心小体の構築。(B)SAS-6二量体がカートホイール構造の中心部分を形成し、9回対称性を規定する。(C)SAS-6は中心小体複製に必要である。ヒト培養細胞においてRNAi法によりSAS-6を発現抑制すると中心小体複製が阻害される。 Centrin: 中心小体マーカー。

Publications

Tsuchiya, Y., Yoshiba, S., Gupta, A., Watanabe, K., and Kitagawa, D. (2016). Cep295 is a conserved scaffold protein required for generation of a bona fide mother centriole. Nat Commun 7, 12567.

Shiratsuchi, G., Takaoka, K., Ashikawa, T., Hamada, H., and Kitagawa, D. (2015). RBM14 prevents assembly of centriolar protein complexes and maintains mitotic spindle integrity. EMBO J 34, 97-114.

Ohta, M., Ashikawa, T., Nozaki, Y., Kozuka-Hata, H., Goto, H., Inagaki, M., Oyama, M., and Kitagawa, D. (2014). Direct interaction of Plk4 with STIL ensures formation of a single procentriole per parental centriole. Nat Commun 5, 5267.