遺伝学

更新日=2020年 11月 4日

授業科目と単位 及び 開講期間:

遺伝学  1単位    2020年 後期開講

 

科目の概要:

遺伝学の基本的な概念と、研究の進め方について概説する。また、動植物の発生、行動やヒトの疾患など高次な生命現象と遺伝子の関わりについて因果関係とその研究方法について概説する。

 

学習成果・習得する技能や知識:

1. 遺伝学の基本的概念、歴史的背景と目指すところを理解する。
2. 遺伝学で用いられる考え方や手法の基本を理解する。
3. 行動や疾患がどこまで遺伝子によって規定されているのか、因果関係と遺伝子以外の要因について理解する。

 

成績評価方法・基準:

達成目標に示された要点を理解していると判定されたものに単位を認定する。判定は、達成目標1~3のうち1点以上について調査あるいは見解をまとめたレポートの評価をもって行い、講義への参加の様子も加味する。出席回数に関する基準は設けないが、欠席する場合はあらかじめ理由とともに担当教員(木村、akkimura@nig.ac.jp )に届け出ることによって講義への参加の様子の評価を補うことができる。成績はA, B, C, Dで示される。

 

授業計画:

月曜日15:30-17:10

2020/11/ 2 木村 暁 :イントロダクション(分子遺伝学の基礎知識)
2020/11/16 澤 斉:動物発生と遺伝学
2020/11/30 佐藤 豊:植物発生と遺伝学
2020/12/ 7 齋藤 都暁:エピジェネティクスとRNA
2020/12/14 小出 剛:行動の遺伝学
2020/12/21 井ノ上 逸朗:人類遺伝学
2021/ 1/18 花岡 文雄:遺伝学研究の現場、総合討論(司会:木村暁)

 

実施場所:

遺伝研B202(図書館2階)

 

使用言語:

英語 English

 

教科書・必読書:

Genetics: From Genes to Genomes, 5th edition, Leland H. Hartwell, Michael L. Goldberg, Janice A. Fischer, Leroy Hood, Charles F. Aquadro
D.L.ハートル/E.W.ジョーンズ共著、布山喜章/石和貞男監訳「エッセンシャル遺伝学」培風館(2005)
J.F.クロー著、木村資生/太田朋子共訳「クロー遺伝学概説」培風館(1991)
鷲谷いづみ監修、桂勲編「遺伝学:遺伝子から見た生物」培風館(2017)

 

担当教員:

木村 暁


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