文部科学省科学研究費補助金『特定領域研究』/染色体サイクルの制御ネットワ−ク
染色体サイクル
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代表者あいさつ
領域代表者からのメッセージ
領域代表 東京都臨床医学総合研究所 プロジェクトリーダー 正井久雄
 異常とも思える暑い夏が進行中である。昨年は比較的冷夏であったように思う。毎年世界中のどこかで異常気象が観察されるが、最近の日本も例外でないようだ。北極海の氷もどんどん溶けているようである。新聞記事によると、1970年ごろまで約850万平方キロあった北極海の夏の海氷面積が、今年の8月には530.7万平方キロになってしまったというのである。この調子で人間はあと何年この地球にすむことができるのであろうかーなどとも考えてしまう。

 さて、話を私たちの現実にひきもどそう。5月には、升方さん、中世古さん、中山さんらのお世話で、第3回領域会議が石川県で開催された。今回も公募班員も含めて全員約20分ずつ発表した。おおかた、順調に研究が進行しているようで、すでに立派な論文として発表される成果もでてきている。研究は成果として報告してようやく完成である。ここから論文にするまでの道のりが、つらく長いことは皆さん周知と思うが、是非、成果の内容に見合った論文として発表できるように皆さんの努力を期待する。さて、今回の領域会議のセッティングもまた、大変すばらしく、温泉+alphaを大いに楽しむことができた。楽しみすぎたかなと、個人的にやや反省している。

 本特定領域研究も3年目にはいり、早くも中間評価の年となった。本日(8/21)計画研究の代表者に臨床研にお集りいただき対策会議を行った。発表用のスライド原稿に対して、いろいろなアイデアをいただき、かなりよくなったと思う。皆さんからいただいた成果報告をまとめながら、この2年間あまりで、多くの共同研究が進行し、新しい発見の芽が沢山出始めていることを改めて認識した。特定領域研究の強みは、関連した研究分野の研究者が、密接に情報、試料の交換、討論をしながら、研究をすすめる場を提供できることである。特に、本特定領域研究では、「連携研究から染色体サイクル制御の連係を明らかにする」ことが究極の目標である。新しい発見をすることがもっとも重要であり、それに至る過程や形態は問わないが、班員全員が、この特定領域のモットーを心の中にいつも忘れずに研究をすすめていけば、きっと今後も特定領域に参加したからこそという、発見が生まれるものと期待している。是非後半の二年間で、発見の芽が大きく花を咲かせ、新しい染色体制御の概念の創出につながるような発見がされることを楽しみにしている。

 11月7-8日には篠原さんのお世話で、第二回染色体サイクル国際シンポジウムが大阪で開催される予定である。是非班員の皆様の積極的な参加をお待ちしている。また1月には、公開領域会議を東京で開催する予定である。この会議では、若手研究者の方中心に発表していただきたいと考えている。このニュースレターが刊行される頃には、暑さも一段落していると思うが、研究はさらに「熱く」すすめていきたいものである。
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代表者あいさつ 編集後記 ©2007  染色体サイクル