当研究室はナノバイオロジーの研究室です。
ナノバイオロジーは生物現象を分子の動きと形として理解する生物学です。転写や翻訳ではRNAポリメラーゼやリボソームという分子機械が、DNA上の遺伝情報をRNAやタンパク質に変換し、さらにさまざまな調節の中心としても働いています。
私達の目標は、分子の動きを追跡するだけでなく、調節機構を、ミクロ世界の言葉で概念として明らかにする生物学です。
 

 我々は現在、翻訳の1分子系を構築して、長年の謎である翻訳終結でのリボソームの解離の順序を決定すること、転写開始を可能にするプロモーターが、どのような分子間相互作用から構成されるのか?なぜ遺伝子発現の分子機械は読み誤りが少ないのか?という問題に挑戦しています。

 以上は基礎科学としての研究ですが、ナノバイオテクノロジーという社会と関連する境界領域に、ナノバイオロジーを展開する目的で、細胞内の物質濃度を変えて、生理的変化を観察するために、ダイヤモンド針の上に、生体高分子構造物を作って、細胞の中に差し込む技術を開発しています。


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RNAポリメラーゼがスライディングを行うことを証明した連続写真(説明が上に書かれている).

50 秒間に右の分子がスライディングしたことが、左のDNAの無いところで流されている分子の運動との比較で わかる. [詳細はここ (ムービーもあります。)



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